首里城「書院・鎖之間」

百紫苑(hakushon)

2006年10月08日 10:01

 復元工事中の「書院・鎖之間(さすのま)」を見学した。完成したら隠れてしまう屋根裏と漆喰を塗る前の壁の写真ばかり撮った。

 以下、琉球新報の記事

復元現場見せます 首里城「書院・鎖之間」

 首里城公園整備で、主材料のチャーギ(イヌマキ)の適材が見つからないことなどから完成が大幅に遅れていた「書院・鎖之間(さすのま)」に関し、沖縄総合事務局は首里城で行うイベント、中秋の宴(10月6—8日)までの完成が間に合わないことから、期間中、復元工事の現場を一般に公開する。開発建設部によると、現在は全体の70%の仕上がりで12月に完成、来年2月ごろに供用開始を目指す。
 28日に沖縄総合事務局で行われた記者懇談会で佐藤孝夫開発建設部長は「完成は間に合わなかったが、めったに見ることができない復元工事中の様子をぜひ見てほしい」と呼び掛けた。
 工事が遅れているのは琉球王朝時代に国王が日常の政務や大事な客の接待に使った格式高い木造建築物「書院・鎖之間」。当初、今年3月の完成予定だったが本体工事に着手できず、チャーギの調達のめどが立った5月中旬に棟上げ。当初の遅れが響き、次の目標とした9月末までの完成にも間に合わないことから復元段階で公開することにした。
 一般公開されるのは国王が日常の執務などをしていた書院部分。公開までに畳は敷かれる予定だが壁漆喰(しっくい)を塗る予定の壁は、下地のヒノキが見える状況だという。公開時間は午前9時—17時。正殿などがある有料区域の一部になるため、見学は有料となる。(9/29 16:04)




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